二次性高血圧症という病気

原発性アルドステロン症の特徴

高血圧症の原因に、原発性アルドステロン症という病気があります。
原因がある二次性高血圧の病気の一つで、手術で下がる高血圧です。
腎臓の上にある小さな内分泌臓器、副腎に腫瘍や腫れにより、アルドステロンが過剰に作られる病気です。
高血圧症の患者の5〜20%を占めるといわれています。

原発性アルドステロン症の特徴

  • 血圧が急に高くなった
  • 若いのに下の血圧が100を超える
  • 夜トイレに行く回数が増える
  • 薬を3種類上のんでも血圧が下がらない

原発性アルドステロン症の検査

血液検査を外来で行い、
確定診断は入院で精密検査を行う。
治療方針は副腎静脈サンプリング検査で決める。

副腎静脈サンプリング検査とは、
カテーテルを副腎の血管に通し左右それぞれ採血する検査。
2個あるどちらの副腎に病気があるかを診断する。

原発性アルドステロン症の治療方針

腫瘍が片方の副腎にあるなら手術をする。
療法の副腎が腫れる場合は投薬治療になる。

両側の副腎に病気がある場合

抗アルドステロン薬(エプレレノン、スピロノラクトン)

ほかの降圧薬や減塩

薬は一生付き合うことになります。
副腎ホルモンで血圧が上がると心臓にダメージを受けます。
なかなか下がらない場合は一度検査をしましょう。
特に若い人で急に血圧が上がったり薬が効かない人は検査しましょう。